夢の比重

無事、就職を決めだ海玉。
本人の希望通りの職につけたと思いきや、ため息をつきながら
「やっぱ、夢って叶わないんだよね」
っていうので
「将来の夢って『人参』(小説ではなく野菜の)だろ」
「それは小学校のときのだよ」
「あぁ、打鍵しね」
「そうだよ、もうなくなっちゃう仕事なのかな〜さがしてもなかったし〜」
「なるのにキャリアがいるんぢゃん」
「海玉が缶詰工場の偉い人になるころにはなくなっちゃうだろうしな〜」
…その目的で偉い人になる人がまずイナイと思う。